関わったから、尚更そう思うのかもしれないですが、
その「場」がなければ生まれない出会いがあったり、
その「場」があるから出来ること、というものが、確実に
あります。
ノマド化もよいですが、オフィスに人が集まって仕事する
ことにも、ただ直接話せてコミュニケーションが取りやすいから、
ということ以上の何かがあります。
ノマドがブームになった後に、シェアオフィスやレンタルオフィスなど
が巷に増えはじめ、ノマドとオフィスワークの「いいとこどり」を
しようという流れが生まれたのはその証左でしょう。
さて、話が逸れましたが。
今日ご紹介する二冊は、「場」をいかにして作るか、ということを
かなり違う角度、目的で論じた本。
人が集まる「つなぎ場」のつくり方 -都市型茶室「6次元」の発想とは ナカムラクニオ
一冊目は、知る人ぞ知るカフェ(というにはあまりにも
色々なことが起きる場所ですが)「6次元」のオーナーの本。
人と人の出会う場所を、どうやって作っていくのか、という
哲学と、実際に開店してからの紆余曲折、カフェで行ったイベントの
記録や、「6次元」ファンの著名人のコメントなどなど盛りだくさんで、
こういう考え方もありか、と目からウロコです。
著名人がいっぱい来るのは、筆者が元放送業界の人だからでは
ないか、という批判もアマゾンのレビューなんかにはありますが、
まあ、それはそれです。
まあ、それはそれです。
「○○ナイト」と称して、普通スポットが当たりづらい活躍をしている
人を招いて語り合える場にする、など、趣味や興味を軸にした
コミュニティづくりのためにヒントになりそうなアイデアが、かなり
みっちり詰まっています。
人を招いて語り合える場にする、など、趣味や興味を軸にした
コミュニティづくりのためにヒントになりそうなアイデアが、かなり
みっちり詰まっています。
飲食業をこなせるマメさが自分にあれば、ちょっとやってみたいな、と
店作りしたくなってみるような本です。
フルサトをつくる: 帰れば食うに困らない場所を持つ暮らし方 伊藤 洋志, pha
で、まただいぶ切り口の違う本。
こちら、サブタイトルがほぼすべてを表わしておりますが(笑)。
地方に、低予算で、しかもそこに行けばとりあえず衣食住は
確保できるようなセカンドハウスを持つというコンセプト。
伊藤さんの前著である『ナリワイをつくる』と合わせて読むことで、
仕事と生活圏という、人生を大幅に左右する要素を自分でコントロール
していくライフスタイルが浮かび上がってきます。
共著のphaさんも『ニートの歩き方』で有名ですが、この本と合わせて読むと、
働かない生き方が具体性を持ってあらわれてきます。
生活する、働く、ってことの意味とかにモヤモヤしている方には、
生き方そのものを問い直すキッカケになるような本だと思います。
ぜひお楽しみあれ。
⇒参考:第29~32冊 働くってどんなことか考え直す
『シャドウ・ワーク』『ナリワイをつくる』ほか2冊
0 件のコメント:
コメントを投稿